
歯のお手入れのためにかじり木がおすすめ
ハムスターを飼う時には、かじり木を入れておくのがおすすめです。
かじり木はハムスターなどのげっ歯類の歯の伸びすぎを防ぐために置きます。
げっ歯類は一生歯が伸び続けるため、いつも硬いものをかじっていないと歯がなかなかすり減らず、伸びすぎてしまうのです。
歯が伸びすぎますと噛み合わせが悪くなることもあります。
かじり木を与えることでハムスターの歯の伸びすぎを防ぐことができるほか、ストレスの解消にもなるのです。
かじり木の種類には多くのものがありますが、それらの中でもハムスターに向いているもの、ハムスターだけでなく兎にも向いているものにわかれていますね。
ハムスターにとくに向いているといわれているかじり木はそのままおやつにもできるタイプのものです。
これはクッキーを木のように硬く圧縮して作ったものと、コーンでつくられたものがあり、食べ物が原料となっています。
こういったかじり木を与えすぎますと肥満に直結することもありますので、本当のおやつとして与えるのが望ましいです。
同じように食品でできたかじり木にはヘチマ製のものもあります。
こちらはハムスターだけではなく兎にも使うことができます。
またかじり木には飼育かごに固定したり、ぶら下げたりして使うものが存在するのです。
おもちゃとしての使用も可能
このかじり木はおもちゃとしても使えるようになっています。
飼育かごの中に置いて使うかじり木も存在します。
置いて使うものには直接置くものと、かごに固定して使うものとの2種類あるのです。
かじり木をかごの中に置いても、ハムスターがかごの柵の方ばかりかじってしまうこともありますが、こういったことが起きる原因は、かごの外に出さないことです。
ハムスターは時々飼育かごから出して散歩させてあげないとストレスがたまってしまいますので、掃除の時などに出して散歩させてあげるとよいでしょう。
ハムスターを飼育する時はおもちゃを与えてあげることも大切です。
おもちゃは、野生ではせわしなく走り回ったり穴を掘ったりしているハムスターの本能を満たしてあげる役割をしてくれます。
トンネル、回し車などはハムスターが好きなおもちゃです。
最近の回し車にはほとんど音が出ない静音性にすぐれたものもあります。
おもちゃの好き嫌いには個体差がありますので、与えたおもちゃを使っていないようであれば別の種類のものを与えてみましょう。
家具の隙間が多いなどの理由でなかなかハムスターを飼育かごの外に出せない事情のある飼い主にはハムスターを入れて遊ばせることができるビニール製のボールのおもちゃがおすすめです。
このボールにハムスターを入れますとどんな部屋でも安心して散歩させてあげることができます。