季節ごとの注意点

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ハムスターはもともと乾燥地帯で生活する動物

今でこそ日本の家庭用ペットとしてすっかりおなじみになっているハムスターですが、もともとは日本にはいなかった外来種です。

ハムスターの原種が生息をしているのはヨーロッパからアジアにかけての乾燥地帯や半乾燥地帯で、一日の寒暖の差が激しい過酷な環境を生き抜くことができる強い生命力を持っています。

温度変化に対応するために日中は穴を掘ってその中で過ごし、夕方頃から活動を開始して植物や昆虫などの餌を探しに出かけます。
寒冷期に入ると巣の中に長くこもり、冬眠をする種類もいるようです。

つまりハムスターは日本の四季に対応できるような体質ではないため、年間を通じて過ごしやすい環境を飼い主が用意してあげる必要があります。

特に注意が必要なのが夏の時期で、日本独特の湿気の多い暑さは乾燥地帯で生活をしてきたハムスターにとっては非常に過ごしづらいものです。

昼間は基本的に涼しい穴の中で過ごす性質を持っているので、直射日光を好まず室内の温度が高くなりすぎると体調を崩しやすくなります。

目安としては室内温度が30℃を超えてしまうと熱中症を発症しやすくなってしまいますので、空調温度を調節するかケージの中にクーラーや扇風機を設置するなど設備を整えましょう。

寒さには強いものの急な温度変化には弱い

ハムスターの飼育環境は種類によって若干違いがあるものの、基本的には最適温度は20~26℃、湿度40~60%くらいの間とされています。

一方で低温環境にも対応力があり、2~5℃くらいまででも生息をすることができます。
しかし低温環境になると冬眠をすることもあり、そのまま体力を消耗して死んでしまうハムスターもいます。

室内飼いをしていても、秋口くらいになるとハムスターは体重が10~20%くらい太ります。
これは本能的に冬の時期に備えて冬眠のための脂肪を蓄えようとしているためで、飼い主としては肥満を心配してダイエットさせようとしてしまいますが無理な食事制限は逆効果です。

冬眠中のハムスターは全く餌をとらないので、もし疑似冬眠でもしてしまうとそのまま栄養不足で死んでしまう可能性があります。

なお疑似冬眠に入る目安は5℃以下になったときなので、できるだけ室内の温度が下がらないように気をつけましょう。

野生のハムスターが生息する巣穴の中の温度は17℃くらいとされているので、それ以下にならないようにすることが肝心です。

春先になって気温が上がってくると今度は暑さに体温調節が間に合わず体を壊すことがあります。
春になったからといってすぐにケージ内のヒーターを取り外すと、急な変化に対応できずに病気になったりするのでできるだけゆっくり様子を見ながら季節ごとの設備を変えていきましょう。