ハムスターは学校での飼育に不向き!

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出産回数と生まれる数

小学校のクラスで動物を飼育することはよくありますが、その時に注意したいのがハムスターの飼育方法です。

ハムスターは体も小さく飼育しやすいことから、小学校の教室内で飼育をされることがよくあります。
とっとこハム太郎など、ハムスターをモチーフにした人気キャラクターも多いことから、喜んで飼育をしているという子供もいることでしょう。

ですがハムスター本来の生態から考えると、小学校のような場所で飼育をすることはあまりおすすめできません。
最初は可愛がっているつもりであっても、飼育をしていくうちに手に余るようになってしまい、最後まで責任をとって飼育ができなくなってしまった、というような例もあるからです。

まず知っておいてもらいたいこととして、ハムスターの出産期があります。
小型の哺乳動物全体に言えることですが、一回あたりの出産で生まれる子供の数が非常に多く、また出産ができる周期がかなり短いです。

「ねずみ算」といった言葉がありますが、その言葉どおりに出産をさせつづけていると、あっという間に数十匹といったハムスターが誕生してしまうことになります。

飼育しはじめの頃はオスのハムスターとメスのハムスターを一緒の檻に入れて楽しみながら見ることもできますが、実際に10匹以上もの子が生まれた時、誰がどう引き取っていくかを考えなくてはいけません。

ハムスターの睡眠時間と注意点

もう一つ、ハムスターを飼育するときに知っておいてもらいたいのが夜行性という性質です。

ハムスターは、野生では肉食動物からの捕食を避けるために、夜の時間帯を選んで行動します。
つまりハムスター本来の生体時計では、大勢の人間が集まる騒がしい昼間の時間帯は睡眠をしているということになるのです。

人間で言えば夜中に叩き起こされて、そこで色々な人に触られ、真っ昼間にぽつんと取り残されるということになります。
もちろん動物なのである程度環境に適応していくことができますが、それでも人間の昼行性に合わせた行動は、ハムスターにとって大きなストレスになることに変わりがありません。

それでもケージの中で生活をしている分には影響も少ないのですが、小学校などでの飼育ではちょっとした隙に脱走をしてしまうということもあります。
一旦脱走をされてしまうとハムスターは本来の夜行性の生活スタイルに戻ります。
昼間の時間帯にいくら必死に探しても、どこか隅で静かに眠っているので、まず発見することはできないでしょう。

ハムスターブームも一段落したことで、あまり学校でハムスターを飼育するところはなくなってきました。
今後、もし学校内で何か動物を飼育するということになっても、できればハムスターではないものを選んでもらいたいです。