ハムスターの起源

no-image画像

ハムスターの起源

ハムスターが属する齧歯類の動物は、その起源を6000万年も前にまで遡ることができます。
これは新生代暁新世と呼ばれる時期であり、恐竜が絶滅してからさほど間の空いていない時期のことです。

最初に齧歯類が誕生したのは、現在の北アメリカ大陸と言われており、リスに似た外見をしたパラミスだと言われています。
この後に、ネズミ類といったように分岐していったそうです。

現在、地球に生きているほ乳類のうち、齧歯類はおよそ4割を占める一大勢力です。

およそ600万年前にはネズミ科から種分化していたとみられており、ヨーロッパから中国までユーラシア大陸の各地に分布するようになったそうです。

基本的な生息地としては、森林地帯から草原地帯が多いですが、環境に適応することによって、乾燥地帯などにも生息しています。

既に絶滅してしまった種類の化石も幾つか発見され、現在の種に近い個体が発見されるのが、160万年前からだそうです。
現在でもユーラシア大陸に野生種が存在していますが、種によっては絶滅危機であるとも言われています。

歴史について

ハムスターが人間の歴史に登場するのが、18世紀の終わりになってからです。
アレクサンダー・ラッセルという医師が執筆した本の中に、ほほ袋の中にエサをいっぱいに貯める様子が記されています。

博物館に展示されたのは、19世紀に入ってからのことです。
この時に展示した標本はゴールデンハムスターのものになります。
現在もロンドンの博物館にて、この標本は保存されているそうですね。

ゴールデンは野生種がほとんど捕獲されておらず、幻の動物とも呼ばれていたのですが、20世紀に入ってパレスチナの動物学者であるアハロニ教授が捕獲したことで、繁殖していきます。

1年で150匹にまで繁殖したというのだから、驚きの数字ですね。
その後、イギリスはロンドンの動物園で繁殖が行われ、一般の人にもペットとして飼われるようになった経緯があります。

イギリスからアメリカにも渡っており、アメリカでは当初は実験動物として飼育されていましたが、後にペットとして人気が出ます。

日本との関わり

日本へハムスターがやってきたのは20世紀に入ってからです。
持ち込まれた当初は歯の研究用途としてだったそうですが、後にペットとしての人気が高まっていきます。

現在でも、ゴールデンやチャイニーズなどの種は虫歯治療を初めとして多くの実験に使用され、日本でペットとして飼われるようになったのは昭和40年代に入ってからです。

また、他の種でも1990年代になってからペットショップに並ぶようになったものが多く、比較的に歴史の浅い動物だと言えるでしょう。

人によく懐き、性格も温厚なものが多く、ペットとしては飼育しやすい動物であり、現在では犬や猫と同様に品評会なども行われています。

色や模様から容姿、毛のツヤに大きさ、健康状態などのように各項目ごとに100点満点で審査され、世界各国でコンテストが行われていますので、好きな方は参加してみるのも良いかもしれませんね。