ハムスターの肥満対策

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ハムスターの肥満は食生活だけが原因ではない

ペットブームの裏側で社会問題となっているのがペットの肥満問題です。
人間に近い生活を送っている犬やネコ、ウサギといった動物は飼い主が可愛さからどんどん栄養価の高い食べ物を与えてしまうことにより、自分の体を支えきれないほど肥満になってしまうことがあります。

ハムスターにおいても肥満は健康を左右する重要な問題ですが、その原因はペットの犬やネコとは大きく異なっています。

もともとハムスターは草食性であり、よほどの食糧を与えたとしても極端に肥満になるということはありません。
そもそも犬やネコ、ウサギの肥満の原因になっているのは市販のペットフードによるところが大きく、脂質過多な食生活に運動不足が重なって起こります。

しかしハムスターの場合には普段の餌として使用されるのはヒマワリの種などの種子類で、そこに野菜やペレットなどを加えていきます。

ハムスターは食物を与えてもそこですぐ食べるのではなく、一旦頬袋の中に貯めておいてそれを巣穴に持ち帰ってゆっくり食べていきます。

ですのであまり食べ過ぎになることというのはなく、普段からあちこち走り回って運動をすることから滅多に肥満ということにはなりません。

ハムスターに起る肥満の原因は食べ過ぎというよりもストレスによるところが多く、ストレス過多な環境にいるハムスターができるだけ身動きをしなくなることで肥満体質になっていくというケースがほとんどです。

ですのでもし急激にハムスターが太ってきたと感じたら、生活環境に何かストレス要因があるか、もしくは体内に何らかの異変が起こっていると見たほうがよいでしょう。

秋口には自然に体重が増加します

もう一つハムスターについて知っておいてもらいたいのが、秋口になると自然に体重が増えるということです。
ハムスターの原種は砂漠地帯に生息しており、寒冷期には冬眠をして暖かくなるまで長い時間を巣穴で過ごします。

そのときの名残で秋口に近くなると少しずつ体重が増え、10~20%くらい体が大きくなります。
このとき「肥満になった!」と慌てて食事量を制限してしまうと、冬の時期に備えた栄養補給ができなくなってしまうので、冬期間に体が冷えて疑似冬眠状態になり、そのまま目覚めることなく死んでしまうということもあります。

ですので秋口にはハムスターが太っていてもそれは自然な体質の変化であると理解し、いつものとおりかそれ以上に栄養価のある食品を与えるようにしてあげましょう。

基本的にはハムスターはひまわりの種を与えておけばそれで栄養が偏るなど体調を崩すようなことはありません。
余計な贅沢品を与えないことがハムスターの健康管理に大切であることを忘れずにおいてください。