ハムスターのダニ対策

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ハムスターの皮膚病の原因になるダニ

ペット用ハムスターが最も多く発病する病気が皮膚炎ですが、その中でも一緒に生活をする人間にも大きな影響を与えるのがダニによるものです。

哺乳類のペット飼育とダニ対策は必ずついてまわる問題で、定期的に検査や除去をしていかないと、人間の暮らす居室内までダニでいっぱいになってしまうこともあります。

ハムスターの体に寄生するダニの種類としては、イエダニ、ニキビダニ、ツメダニ、ヒゼンダニ、ヒョウヒダニとかなりのものが挙げられます。

中でも人の生活に直接的な影響を与えるものとして、イエダニとニキビダニがあります。
イエダニは名前の通り室内に多く生息するダニの一種で、黒っぽくあちこちを飛び跳ねて動物の表皮から血液を吸います。

犬ネコの体に寄生するダニとしても有名であり、毛並みをブラッシングしていると黒い粒が付いている様子を見つけることができます。

イエダニはダニ類の中でも比較的大きく0.7~2.0mmくらいです。
吸血をした直後は体のサイズが大きくなっているので、見つけたものを指でつまんで潰すと赤い血液が出てきます。

注意をしたいのがそうした指などで潰す退治をすると、卵が飛び散りますます数を増やしてしまうことがあるということです。

もしイエダニを見つけたら叩いて殺すということはせず、速やかにペットの体や室内にダニ除去対策をしていきましょう。
ハムスター用には専用洗剤を付けたブラシで毛をなでて上げると簡単にダニ除去ができます。

小さなニキビダニは内臓疾患になることも

ダニの恐ろしいところは、放置をしておくと皮膚炎だけでなく内臓疾患の原因にもなるということです。
ダニが数多く寄生するようになると、頻繁に吸血をされてしまうことから栄養失調になりそれがもとで死んでしまいます。

またダニは1つの動物だけでなく複数の動物を移動することから病気を媒介することもあり、ライム病やツツガムシ病など重大な病気のもとになります。

イエダニ以上に内臓疾患のリスクが高いのがニキビダニ(毛包虫)で、大きさは約0.3mmとかなり小さいサイズとなることから目視で発見するのは難しいです。

ニキビダニそのものの病原性はそれほど高くないのですが、皮膚炎によって免疫力が低下し内臓疾患や腫瘍のもとになってしまいます。

ハムスターがニキビダニに寄生されるとまず体幹背中側の臀部~大腿部にかけて脱毛症状が見られます。
ゴールデンハムスターのように毛並みの色が明るいものの場合、極端に色味の違う毛が現れてくるので比較的発見は容易です。

ひどくなると乾性鱗屑が皮膚に見られ、かゆみのためにかきむしってボロボロになったりします。
治療ではまず薬品などで体表のダニを除去し、その後皮下注射などで皮膚組織の回復を促していきます。